BAD ATTACK

秘密ロッカーとスプリット出してた時に見始めた。

「想像」の入ったデモCDが手元にないからと

わざわざボーカルの野村さんが郵送してくれた。

夜勤明けのバイトの帰りにCDがポストに入ってて

CDコンポにCDを入れてソファに崩れるように座りながら発泡酒を空けた

「心象風景」の雑踏の音が流れてギターが掻き鳴らされた。

軽快なドラムで勢いよく進むメロディー

ノムさんの歌詞が今、そこに、いるかのように刻まれて

そのまま歌詞カードを目で追ってた

それからずっとBAD ATTACKを追ってると思う

もちろんもっと見に行ってる人はたくさんいるし

そんな人たちからしたら、大したことはないのだけど

それからBADATTACKとの思い出はたくさんあって

どれもキラキラしてるんだけど、

蒲郡にロデオスとツーマンする日があって

何も考えずに終電に間に合わない時間まで楽しんで

駅近くで寝て帰ろうかなって思ってたとき

翌日名古屋に行くBADATTACKがそのまま名古屋に乗ってけよと

乗せてくれたことがあって、夏って季節もあって

その優しさとワクワクを覚えてる。

これまでも何かイベントをやる時はいつも恥ずかしげもなく呼び続けて

これからも呼び続けるんだろうなと思う。

自分の中のロックスターは何人かいるけど、ノムさんは間違いなく私のロックスターだ。

最初に戻るんだけど、

郵送してくれた最後の曲が「想像」で、

その曲の始まりが

「この夜の向こう側ではまだ何も始まっちゃいないし、信じるっていうのは、きっとくだらないことじゃないだろ」

って始まるの。

その時、胸の奥の方から動き出さなきゃいけないって思った。

大げさじゃくて、それがもう12年くらい経つと思うんだけど、

自分の原動力になってる。

きっといつか死ぬ前でも、このこと覚えてるし思い出すと思う。

何でもない夜勤明けのバイト帰りの見える、見たい世界を変えた。

それからも原動力になってる曲を連発するBADATTACKなんだけども

これが私の原動力。